ワクチン

ワクチンの目的は病気の予防。だから、元気な子にしか打てません。
愛犬・愛猫をとりまく恐いウイルスや細菌は、子犬・子猫だけではなく、成犬・成猫だって、狙っています!
大切なペットと楽しく過ごすため、 ワクチンは一生のお付き合いです。

初めてワクチン接種する方へ

  • ●初めてのワクチンでは、確実な免疫を作るために複数回の注射が必要です。注射後免疫ができるまで約3週間は、病気の動物に近づけないようにしてください。また、年1回の追加接種が必要です。
  • ●注射後は、はげしい運動やシャンプーは控えてください。
  • ●ときに接種反応がでることがあります。注射部分の痛みや腫れ、元気や食欲がなくなる、顔や眼が腫れるアレルギー反応などがみられたら、すぐに当院へご連絡ください。

混合ワクチン

子犬・子猫はもちろん成犬・成猫でも様々おそろしい伝染病に感染します。
病原体は目に見えず、直接接触しなくても感染してしまいます。
子犬・子猫はまず1ヵ月ごとに3回接種し、成犬・成猫になってからは1年に1回の接種が必要です。

犬5種混合ワクチン ¥5,600
犬9種混合ワクチン ¥6,600
猫3種混合ワクチン ¥6,600
猫6種混合ワクチン ¥7,600
フェレット3種混合ワクチン ¥4,500
犬のワクチン 猫のワクチン

犬のワクチン

ワクチンで予防できる犬の病気には次のものがあります。
ワクチンは、いつ接種するかのタイミングが重要です。特に子犬の場合は、親ゆずりの免疫(移行抗体)が残っているので、 これが切れる時期を見計らってワクチン注射することが大切です。また、健康状態や体質によっては、十分な免疫が獲得できない場合もあります。 事前に獣医師とよくご相談ください。

犬ジステンパー

発熱、下痢、神経症状などが起こり、全身がおかされ、治ってもいろいろな後遺症に悩まされます。死亡率も高く、恐い病気です。

犬アデノウイルス2型感染症

アデノウイルスによる感染症で、肺炎や扁桃炎など呼吸器病を起こします。

犬伝染性肝炎

こちらもアデノウイルスによる感染症で、肝炎を主とし、嘔吐や下痢、食欲不振などが起こり、目が白く濁ることもあります。子犬では突然死することもある恐い病気です。

犬パラインフルエンザ

パラインフルエンザウイルスによる呼吸器病で、咳や鼻水、扁桃炎を起こします。アデノウイルスや細菌を一緒に「ケンネルコフ」と呼ばれる犬のカゼ症候群を引き起こします。

犬パルボウイルス感染症

血液の混じったひどい下痢や嘔吐を起こす腸炎型がよく知られていますが、子犬に突然死をもたらす心筋炎もあります。伝染性が強く死亡率も非常に高い恐い病気です。

犬コロナウイルス感染症

腸炎を引き起こす感染症です。下痢、ときに血便や嘔吐が起こります。パルボウイルスと混合感染すると症状はいっそう重くなります。コロナとパルボを一緒に予防することが大変重要です。

犬レプトスピラ ・黄疸出血型 ・カニコーラ型

細菌によって腎臓や肝臓がおかされる、人と動物共通の恐い伝染病です。代表的なのは、歯ぐきの出血や黄疸がみられる黄疸出血型と、高熱、嘔吐、下痢を引き起こすカニコーラ型の2種類ですが、この他にもいろいろなタイプがあるので注意が必要です。アウトドアで活動する犬ほど感染しやすいので、予防が大切です。

狂犬病予防法について

法律で定められているワクチンで、生後91日以上の全ての犬が対象となります。
日本では50年以上発生していませんが、近隣のアジア諸国などでは発生しているので、日本でも発生する可能性があります。毎年1回春に、接種しましょう。登録は一生に1回です。

狂犬病ワクチン ¥2,750
登録代 ¥3,000
済みプレート代 ¥550

・日進市・東郷町にお住まいの方はその場で登録ができ、プレートをお渡しできます。
・名古屋市の名東区・天白区・緑区にお住まいの方は、1ヵ月ごとにまとめて手続きをしますので、
後日プレートをお渡しできます。
・その他の地区の方は、注射済証を持ってご自身で手続きに行っていただきます。

猫のワクチン

ワクチンで予防できる猫の病気は5つです。
どのワクチンをいつ注射すればよいかは、猫の年齢やライフスタイルによってちがってきます。
獣医師とよく相談して、恐ろしい伝染病からあなたの愛猫を守ってあげてください。

猫ウイルス性鼻気管炎

ヘルペスウイルスによる感染症で、ひどいクシャミ、セキ、鼻炎など呼吸器症状のほか、結膜炎を引き起こします。高熱で食欲はなくなり、鼻水と涙で顔中クシャクシャ、典型的なカゼの症状がみられます。

猫カリシウイルス感染症

かかりはじめはクシャミ、鼻水、発熱など猫ウイルス性鼻気管炎にたいへんよく似ています。症状が進むと舌や口の周辺に潰瘍ができることもあり、また、ときには急性の肺炎を起こして死亡することもあります。

猫汎白血球減少症

白血球が極端に少なくなる病気で、パルボウィルスが病原体。高熱、嘔吐、食欲がなくなり、下痢がはじまると脱水症状となります。体力のない子猫などは、たった1日で死ぬこともある恐い病気です。

猫のクラミジア病

クラミドフィラ フェリスによる感染症。菌は眼や鼻から侵入するため、結膜炎、鼻水、クシャミ、セキがみられます。肺炎を引き起こすこともあります。人に感染して結膜炎が起きた例も報告されています。

猫白血病ウイルス感染症

持続感染すると80%が3年以内に死亡します。白血球やリンパ腫などの血液ガン、貧血、流産などを起こします。病気に対する抵抗力(免疫)が弱まる為、いろいろな病気も併発しやすくなります。感染してから発病までの期間がとても長く、その間は見かけ上健康に見えますが、ウイルスを排泄し、他の猫へうつします。

・猫ウイルス性鼻気肝炎
・猫カリシウイルス感染症
・猫のクラミジア病
は猫のカゼの代表。ワクチンを接種していれば、たとえ感染しても非常に軽い症状ですみます。